パニック障害

「パニック障害」の有病率は100人に1人から3人といわれ、全国に数百万の患者がいるとされている。ある日突然に耐え難い不安と恐怖に襲われ、動悸や現実感の消失といった症状からパニックを起こし、さらにそうした症状が再発、反復することの不安と恐怖に捕らわれ日常の生活さえ困難となる。さて「パニック発作」と診断される条件とは何だろう、DSM-IV-TR 精神疾患の診断・統計マニュアルは以下の13症状を挙げている。

【パニック発作の症状・DSM-IV】
1.動悸、心悸亢進、または心拍数の増加
2.発汗
3.身震いや震え(身体や手足の震え)
4.息切れ感や息苦しさ
5.窒息感
6.腰痛、あるいは腹部不快感
7.吐き気、あるいは腹部の不快感
8.めまい感、ふらつき、頭がぼんやりする感じ、または気が遠くなる感じ
9.現実感消失(現実でない感じ)、または離人症状(自分自身から離れている感じ)
10.コントロールを失う(あるいは、自制心を失う、気が狂う)ことに対する恐怖
11.死に対する恐怖
12.異常感覚(手足のしびれなど感覚麻痺やうずき感)
13.冷感、または熱感(紅潮)

上記の13症状のうち、4つ以上の症状が認められれば「パニック発作」と診断される。息切れ感や息苦しさ、窒息感はパニック発作の代表的症状だが、40%以上のパニック障害患者で幼少期に呼吸器疾患(気管支炎、喘息)の既往が認められるという興味深いデータもある。

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