NEET(ニート)

今や「NEET(ニート)」という言葉は、活字やテレビに溢れかえっており、一般的な言葉として認知されて来ている。「Not in Education , Employment , or Training」の略語であり、学校に通っていない、働いていない、職業訓練も受けていない、言わば学ぶことも、就労することも拒んでいる若者を意味している。

この「NEET」にも二つの統計上の分類がある。
「非労働力人口(就業者でも失業者でもない人々)のうち、年齢15~34歳、学卒、未婚者であって、家事・通学をしてない者」と「15~34歳のふだん収入を伴う仕事をしていない無業者(ただし通学と有配偶を除く)のうち、就業希望を表明しながら職探しをしていない人々と、就業希望を表明していない若者の総和」というもの。前者は厚生労働省による定義で、2004年の調査で「NEET人口」を64万人とし、後者は内閣府による定義で、2002年の調査で「NEET人口」を85万人としている。

現在、国もNEET対策に力を入れており「若者人間力強化プロジェクト」として平成17年度の厚生労働省の予算に177億の予算が組み込まれている。
その中身は、、、

(1)若者の人間力を高めるための国民運動の推進
(2)フリーター・無業者に対する働く意欲の涵養・向上
○ 若者自立塾の創設(新規)
○ ヤングジョブスポットの見直し等による若年者への働きかけの強化
○ 就職基礎能力速成講座の実施(新規)
(3)学生生徒に対する職業意識形成支援、就職支援の強化
○ 無償の労働体験等を通じての就職力強化事業(ジョブパスポート事業) の創設(新規)
○ 小中高校生向けの職業意識形成支援事業の充実
○ 大学及び大学生に対する就職支援の強化
(4)若年者に対する就職支援、職場定着の推進
○ 若年者に対する就職実現プランの策定による個別総合的支援の実施
○ 若年者試行雇用事業の拡充
○ 職場定着を推進する施策の充実(新規)
(5)ものづくり立国の推進

となっている。

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