初老期以降の老年期に発症する知能の低下をきたす脳の萎縮性の痴呆をいう。65 歳以前の初老期に発症するものを「アルツハイマー病」、65歳以降のものを「老年痴呆」、この二つを総称して「アルツハイマー型痴呆」という。
【原因】
大脳皮質の萎縮、神経細胞の脱落、神経原線維変化、老人斑が見られるが実際的な原因は不明。
【症状】
<記憶障害、言語障害、人格障害、計算能力、方向感覚、判断力などの認知障害>
●物忘れ(過去の出来事、物の置き忘れ、他人との会話の内容、食事をしたことなど)
●不眠と居眠り(睡眠リズムの乱れが顕著になる)
●頭痛や疲労感
●もの盗られ妄想
●徘徊
●末期時の身体の衰弱