Ludwig Binswanger(1881〜1966)スイスの精神医学者。現存在分析の創始者として知られる。ユングやフロイトとの出会いによって精神分析の道を歩み始め、その後フッサールの現象学、ハイデガーの実存哲学の影響を色濃く受け、現存在分析論の基礎を固めていった。『夢と実存』[1930]、『観念奔逸』[1931-1932]、『精神分裂病』[1944-1953]、『失敗した現存在の三角式』[1949-1956]、『人間的現存在の根本形式と認識』[1942]、『メランコリーと躁病』[1960]、『妄想』[1965]などの著書がある。