強迫神経症(OCD)
強迫観念が異常に強くなることで、日常の生活にも支障をきたす神経症。青年期に発症する事が多く、その性格は几帳面で神経質、完璧主義。これを強迫(的)性格と言う。
【症状】
<潔癖性>
電車の吊り革が汚い感じがして触れない
<不潔恐怖>
手を何度洗っても汚れが落ちていないと感じる、体の汚れが気になり何度も風呂へ入る
<確認強迫>
外出の際、ガスの元栓は締めたか、鍵はロックしたか等が気になり何度も見直す
<疾病恐怖>
ガンやエイズ等の重大な病気にかかっているのではないかと疑う。
<高所恐怖>
ビルの屋上や飛行機等の高い所が怖い。
<閉所恐怖>
エレベーターや電車・バスといった乗物等の閉所が怖くて乗れない。
<縁起恐怖>
数字に対して特異的なこだわりを見せる。「4」は「死」、「9」は「苦」といった連想しそれらの数字を生活のあらゆる場面で避けようとする。
<涜神恐怖>
神や仏等の信仰の対象に対しての冒涜的な観念で苦しむ。または宗教的、社会的に不道徳な行いをしてしまうのではないかという恐怖。
その他にも先端恐怖、対人恐怖、嫌疑恐怖、地震恐怖等がある。
【治療】
精神療法・薬物療法・行動療法等