注意欠陥多動性障害

→ADHD
不注意、過活動、衝動性、多動性を特徴とする発達障害の一つ。男児に多く、有病率は5%ほどといわれる。
【DSM-IVによる診断基準】
A.(1)か(2)のどちらか
(1)   以下の不注意の症状のうち6こ以上が6ヶ月以上続いたことがあり、その程度は不適応的で、発達の水準に相応しないもの
不注意
a.学業、仕事、その他の活動において、綿密に注意することができない、または不注意な過ちをおかす
b.課題または遊びの活動で注意を持続することが困難である
c.直接話しかけられた時に聞いていないようにみえる
d.指示に従えず、学業や職場での義務をやり遂げることができない(反抗的な行動または指示を理解できないためではなく)
e.課題や活動を順序だてることが困難である
f.(学業や宿題のような)精神的努力の持続を要する課題に従事することを避ける、嫌う、またはいやいや行う
g.課題や活動に必要な物(例えばおもちゃ、学校の宿題、鉛筆、道具など)を紛失する
h.外部からの刺激によって容易に注意をそらされる
i.毎日の日課を忘れてしまう
(2)   以下の多動性ム衝動性の症状のうち6こ以上が少なくとも6ヶ月持続したことがあり、その程度は不適応で、発達水準に達しない
多動性—衝動性
a.手足をそわそわと動かし、またはいすの上でもじもじする
b.教室や、その他座っていることを要求される状況で席を離れる
c.余計に走り回ったり高いところへ上がったりする(小児以外では落ち着かない感じの自覚のみに限られることもありうる)
d.静かに遊んだり余暇活動に従事することができない
e.じっとしていなかったり、「エンジンで動かされるよう」に行動する
f.しゃべりすぎる
g.質問が終わる前に出し抜けに答えてしまう
h.順番を待つことが困難である
i.会話やゲームにおいて他人の邪魔をしたり干渉する
B.多動性—衝動性または不注意の症状のいくつかが7歳未満に見られる
C.これらの症状による障害が複数の状況下(例えば学校と家庭)において見られる
D.社会、学業、職業等の機能において臨床的に著しい障害が存在するという明確な証拠が存在する
E.その症状は広汎性発達障害、精神分裂病、その他の精神病性障害の経過中にのみ起こるものではなく、他の精神疾患(たとえば気分障害、不安障害または人格障害など)ではうまく説明できない。

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